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【個人投資家向け会社説明会レポート】加藤社長が語る、中期経営計画の現在地と2030年への成長戦略

2025年12月15日

先日20251115()に開催いたしました個人投資家向け会社説明会では、休日にも関わらず多くの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

本説明会では、代表取締役社長の加藤をはじめ、各事業を統括する取締役が登壇し、当社の現状の取り組みや今後の展望について直接ご説明いたしました。


本レポートでは、代表取締役社長の加藤より、「2030年に向けた“ビジョンと戦略”」と題して行ったプレゼンテーションの要点をお伝えします。



加藤社長の講演は、当社の歴史と事業内容の紹介から始まり、今後の成長戦略と中期経営計画の進捗、2026年3月期半期決算の概要を順に説明し、中期経営計画折り返し地点の評価と今後の展望を力強く示しました。


経営理念と会社概要

講演冒頭では、1970年設立の当社が今年で56年目を迎え、名古屋を本社に全国16拠点で事業を展開していることを紹介しました。また、4つのグループ会社を含めた組織体制や、重複上場(東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所メイン市場)についても説明しました。さらに、「知恵・実行・貢献」を社是とする当社の経営理念が、社会貢献を目指す企業姿勢の基盤であることを示しました。


事業紹介

事業内容では、公共セグメントが主に測量関連のソフトウェア開発・販売と計測機器の販売・サポートを担っていることを説明しました。主力ソフトウェアの「Wingシリーズ」が累計17,000ライセンスを全国のお客様に販売している実績に加え、自社開発ソフトウェアと測量機器をセットにしたトータルソリューションをお客様に展開できることが当社の強みであることを強調しました。

もう一つの事業の柱であるモビリティ・DXセグメントについては、自動運転ソリューション、高精度三次元地図データの生成・販売、モービルマッピングシステム(MMS)の販売・保守を中心に展開していると解説しました。これまでの全国100カ所以上での自動運転実証実験の経験を活かし、大手企業とのパートナーシップを強化しながら社会実装を推進している点をアピールしたほか、新たな都市空間DXへの挑戦にも言及し、事業拡大意欲を示しました。


成長戦略

加藤社長は、当社が「創る」「作る」「売る」のサイクルを迅速かつ大規模に回すことを経営の柱とし、その収益をお客さま・株主・事業投資へ還元する方針を鮮明に示しました。

2030年のビジョンについては、公共セグメントでの競争力強化と持続的成長を支える商品・ソリューションの開発を目指していることを明言しました。モビリティ分野では、自動運転の社会実装が課題であり、国土交通省が2027年までに全国100ヶ所でのサービス実現を目指す方針を打ち出す中、当社もその実現に向けて注力していると語りました。さらに、3D DX分野での新規事業創出や、多様な人財の採用・活躍推進への積極的な取り組みにも触れ、多面的な成長ロードマップを明快に示しました。


中期経営計画の進捗

スローガン「Development & Evolution」のもと、初年度は営業利益4.4億円(計画3.5億円)を達成し、計画を上回る実績を報告しました。2026年3月期は売上高72億円、営業利益6億円を目標に掲げており、最終年度(来期)は売上高80億円、営業利益8.5億円の達成を目標に、人財確保や製品開発、拠点開設を着実に進めております。


2026年3月期半期決算概況

2026年3月期上半期では、売上高31億円超・営業利益2億円超と増収増益を実現したと説明しました。公共セグメントの大型案件受注に加え、モビリティ・DXセグメントの案件増が業績を牽引しました。モビリティ・DXセグメントは上期は赤字ながら、第4四半期に売上・収益認識が集中する事業構造であることや、約13億円強の仕掛案件を抱えていることから、通期では大きな寄与を見込んでいると述べました。


中期経営計画の折り返しを迎えて

加藤社長は、中期経営計画の折り返しを迎え、これまでの事業・営業活動進捗ならびに成果を力強く総括しました。


公共セグメントでは、昨夏リリースの「ANIST」の好調な販売をはじめ、新製品の連続投入が大きな効果をもたらしていると語りました。また、埼玉、大阪の営業所新設により、さらにきめ細やかな営業活動が可能になったと評価し、顧客との接点強化が着実に進んでいることを示しました。

モビリティ・DXセグメントでは、自動運転の実用化に向けた案件が質・量ともに増加していることを評価しました。事業開始2年目なる都市空間DXの分野においては、三次元地図データおよび空間の活用シーン拡大の手応えを感じており、今後も試行錯誤を重ねながら注力していくと語りました。

さらに、コーポレート分野では、新卒・キャリア採用ともに優秀な人財確保への注力、名古屋証券取引所への重複上場や「名証IRエキスポ」への出展による個人投資家への認知拡大と対話の深化、そしてBCP対策として新設した「長崎DXラボ」など、多岐にわたる取り組みを紹介し、持続的な成長を支える基盤強化を着実に進めていることを強調しました。


加藤社長は、「知恵・実行・貢献」の精神のもと、最終年度の目標必達に向け、挑戦を止めず、進化し続ける会社の姿勢を鮮明に打ち出しました。ご来場いただいた個人投資家の皆様にも、当社の未来への揺るぎない成長意思と、加藤社長の直向きな熱意を肌で感じていただけたものと確信しております。



会社説明会での他取締役の講演内容は、下記のページよりご覧いただけます。

・曽我取締役が語る、アイサングループの企業価値向上に向けた取り組みについて
https://aisan-corp.com/topics/251115-2
・細井取締役が語る、公共セグメントの挑戦~測量が支える社会インフラの未来~ 
https://aisan-corp.com/topics/251115-3
・佐藤取締役が語る、自動運転が拓く社会課題解決と未来のモビリティ戦略
https://aisan-corp.com/topics/251115-4


※説明会開催の全体報告は、下記のリンクからご覧いただけます。
https://aisan-corp.com/topics/251115
また、説明会での質疑応答の内容は、別途以下のページに掲載しております。
https://aisan-corp.com/2199

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