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点群データを活用した高精度 3 次元モデルを全国の自動車専用道 33,000 ㎞に対して提供開始
2025年10月24日
当社は、MMS(モービルマッピングシステム)により計測した点群データと、点群データをもとに車線中心線(区画線の中心)を整備した高精度 3 次元地図モデル提供を開始します。
このモデルは、勾配や曲率など道路構造に関する情報と車線変更可否情報などの属性データを持たせることができ、ドライビングシミュレータ、AI 学習、安全運転支援、インフラメンテナンスなど多様な分野での活用を可能にします。
■背景
近年、さまざまな分野において 3 次元空間情報の利活用が加速しています。特に現実世界を高精度に再現することができる 3 次元データについては、半導体やコンピュータの性能向上により、各種シミュレータやAI学習向けの素材としての活用が進んでいます。
当社は、地図技術で培ったノウハウをもとに実用性の高い「高精度 3 次元モデル」を提供し、拡がる用途への展開を進めています。
■製品概要
精度:サブメータ級
カバレージ:全国約 33,000km の自動車専用道をカバー
モデル概要: 3 次元点群データと多様な道路属性情報を付与した車線中心線データ、高速道路施設情
報等を含めた 3 次元 CAD データ、モデリングデータ
属性情報 例:縦断/横断勾配、曲率、トンネル・橋梁、車線変更可否区分など
■用途ごとのイメージ図
◆シミュレータ・AI学習 ※属性情報や形式は要相談

◆安全運転支援(レーンキープアシスト、曲率情報)
レーンキープアシスト


カーブ情報(曲率)


◆インフラメンテナンス
路面解析


道路管理・施設メンテナンス・設計業務

■想定される企業例
・自動車会社
・自動車部品会社
・シミュレータ/評価会社
・AI 開発会社
・インフラストラクチャー管理会社 など
■今後の展開
ご要望に応じて、属性の追加や拡大する用途への対応を進めていき、社会インフラのデジタルツイン化とモビリティ DX の実現を支援してまいります。