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高校生向け探求学習プログラム「Locus」に参加しました
2025年11月10日
当社はこのたび、株式会社マイナビが運営する高校生向け探求学習プログラム「Locus」に参加しました。
このプログラムは、高校生が地元企業との交流を通じて、企業の課題解決事例を学びながら、自ら課題を発見し解決する力を育むことを目的としています。当社の本社所在地がある愛知県名古屋市では今年度から本プログラムが導入されました。
11月4日(火)、当社社員が愛知高等学校を訪問し、2年生のクラスで講義を行いました。
講義の冒頭では会社紹介を行い、公共セグメントとモビリティ・DXセグメントの事業内容について説明しました。

測量が、工事や地図作成、都市計画など幅広い分野で基盤となる重要な技術であり、正確な位置を測ることの意義をお伝えした上で、当社が1970年の創業以来、測量分野に特化した専用ソフトウェアの開発・販売を通じて、測量や不動産登記に関わるお客様の業務効率化に貢献してきたことを説明しました。
昨年7月にリリースした自社ソフトウェア「ANIST」の実画面で愛知県小牧市の小牧山のデータをお見せした際には、地元ならではの風景が映し出されたことが生徒の皆さんの関心を引いたようで、じっくりと画面を眺める姿が印象的でした。

また、自動運転分野への取り組みについては、当社が全国トップクラスの自動運転実証実績を持つことや、長野県塩尻市で今年1月に自動運転レベル4の実証実験を行った事例をご紹介しました。ドライバーが運転席にいない状態で走行する動画をお見せした際には、非常に関心を持っていただけた印象を受けました。
講義の後半では、「自動運転の社会実装を進めるには何が必要か」というテーマでグループワークを実施しました。短い時間でのディスカッションながら、生徒たちは以下のような意見を発表してくれました:
・事故がないことが重要なので、大学や遊園地などの限られた施設内から導入する
・コスト面が課題になるので、車両の価格を下げる努力が必要
・一般車に先駆けて、社用車の導入などからスタートする
自動運転の抱える課題解決方法について高校生目線でたくさんの意見を出してもらいました。また、ディスカッションの最中には、AIなどを活用して情報を集めたり、意見交換しながらアイデアのブラッシュアップをしたりする姿勢が見られ、私たちも非常に刺激を受けました。

「測量」や「自動運転」というテーマは、高校生の皆さんにとって馴染みのない分野だったかもしれません。今回の活動がこれらの技術を少しでも身近に感じていただくとともに、将来の自己実現を模索するきっかけになっていれば幸いです。
当社は、地域社会への貢献を重要な使命の一つと捉え、地元である愛知県だけでなく、関連地域においても、次世代を担う子どもたちへの教育支援活動を積極的に展開しています。小学生から高校生を対象に、プログラミング体験や自動運転に関する講義、さらに測量の仕事に触れる機会を提供するなどの活動を行っています。今後も、地域と技術を結びつける活動を拡充し、持続可能な社会づくりを目指します。