株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年3月期(第56期)は、「Development&Evolution」をスローガンに掲げた中期経営計画の2事業年度目として、初年度の取り組みをさらに加速させながら、最終年度に向けた地力固めとしてスタートしました。
一方で、国内外において様々な局面で、これまでにない新しい覚醒や混乱も存在した、変化の激しい事業年度でありました。
特に、トランプ政権による関税政策をはじめとした動きは、戦後築き上げたグローバルな秩序と一線を画すものであり、これまでの価値観を変えるパラダイムシフトを強く促す流れとして強まってきております。
国内に目を移せば、引き続きインフレの動きは収束の兆しを見せることなく、更なる物価高は、もはや常態化しているといえ、製品およびサービスへの価格転嫁もままならない状況を踏まえながらの営業活動には、相応の思案を要する環境でもありました。
そのような中で、当社グループといたしましては、中期経営計画における2事業年度目の計画達成に向け、公共セグメントでは主力製品を強力に支援する新製品を一昨年に投入し、その拡販に努めた一方で、新たな営業拠点を設置し、営業網の広さと深さの拡張に努めました。結果として、前年を大きく上回る実績を残すことができました。
モビリティ・DXセグメントにつきましては、国内における自動運転の社会実装事業に継続して取り組み、前年以上の確かな手ごたえを得るとともに、自動運転車両の遠隔監視センターを立ち上げ、その安心と安全の粒度向上に努めました結果、前年以上の実績を残すことができました。
また、社会インフラに係るDX事業への挑戦は、前年からの営業活動の成果を少しずつではありますが得る形となっており、本年度においては更なる成果の獲得を狙ってまいります。
2027年3月期(第57期)は、本中期計画の最終年度であり、昨年度以上に不確実な社会情勢は点在してはおりますが、当社グループの社是である「知恵・実行・貢献」のもと、「AISAN ONE TEAM」で挑んでまいります。
株主の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご指導とご鞭撻のほど、心よりお願い申し上げます。