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11月15日(土)会社説明会 質疑応答

説明会の後半には質疑応答の時間を設けさせていただきました。
事前にいただいた2問に回答し、その後は会場の皆様からのご質問に回答させていただきました。

ご質問と回答については、下記の通りです。

◆事前質問

【質問1】配当政策や今後の株価対策について教えてください
【回答】加藤社長
配当性向35%をひとつの目安として株主還元を行う方針で取り組んでまいりました。しかし、数年前から当社が考える株主還元に少しそぐわないと感じており、DOE(株主資本配当率)の方がより安定的に株主の皆様に還元できる指標であるとして、変更させていただきました。ただし、配当性向を排除したわけではなく、時代の趨勢を見ながら適宜判断し、最適な還元をすることで、各事業年度の業績に大きく左右されることなく、安定的に配当させていただきたいと考えております。


【質問2】海外進出や海外拠点、海外からの人財獲得についてどう考えていますか
【回答】曽我取締役
まずは国内市場で足場をしっかり固めることに重点をおいています。ただし、個別に海外の案件はお話をいただくこともありますので、その場合はしっかりと対応していく方針で進めております。中長期的には海外にもしっかり目を向ける必要性を考えており、事業を進めながら検討を進めてまいります。
外国人人財の獲得に関しては、当社の人的資本経営という形で開示していますとおり、性別・年齢・国籍などは問わずに優秀な人財は積極的に獲得し、一緒に目標達成を目指す方針で取り組んでおります。


◆会場からのご質問

【質問1】自動運転を進めるうえで、今後セキュリティが必要となると思う。そういった面での考えがあれば聞かせてほしい
【回答】佐藤取締役
おっしゃる通り自動運転はセキュリティを守らなければいけないということで、国からも指針が示されていまして、国連でいうとWP29のガイドラインに適応する、などの基準が設けられております。車には様々なネットワークがありますが、外部とのネットワークの部分についてはかなり厳しいセキュリティを作らせていただいているという状況で、情報漏洩や外部からのアクセスができないように、様々な措置を施しております。


【質問2】自動運転の事故率や事故原因について知りたいです
【回答】佐藤取締役
私たちは過去累計10万キロ以上の走行実績の中で、事故は数件で、人身事故はありません。360度全方位を見ており、自動運転車はとにかく安全に止まります。乗客からもっとスムーズに走ることはできないのかと指摘はありますが、安全第一で行っています。


【質問3】自己株式取得を2回ほどされていると思いますが、今後の自己株式取得について教えてください
【回答】曽我取締役
2回実施しております。自己株式取得だけが目的ではなく、資本政策の一環として考えています。株価や配当の状況などを総合的に判断してまいりますので、自己株式取得に関して取締役会で決定しましたら発表させていただきます。


【質問4】塩尻は冬は雪が降ると思いますが、自然環境の中での自動運転の取り組みについて教えてください
【回答】佐藤取締役
自動運転が得意な天候は晴れと曇りで、雨はおおむね大丈夫です。よほどの大雨でも走行可能です。苦手なのは、人と同様に霧の中での走行です。ライトをつけても状況は、センサーでも見えなくなるためです。雪に関しては、人の運転と同じで、滑らないように低速で走るということで運行しております。ただし、大雪の場合は残念ながら手動運行してもらうようになっております。
災害といっても色々とありますが、道路がひび割れて動けない状況では運行できません。可能な限り自動運転で走行する道路は良い状態を維持していただくように自治体さんに管理をお願いしております。融雪剤の散布や、街路樹の剪定など現実的にお願いしながら進めているのが実態です。


【質問5】限界集落のオンデマンドタクシーやふれあいバスのような、医療とのつなぎ方も含めて何かプランがあれば教えてください
【回答】佐藤取締役
様々なニーズがあります。オンデマンドバス含めて自動運転車を走らせたいというニーズはすべての自治体からいただいています。どこの自治体の首長さんと話しても、導入したいと言われるのですが、問題点は二つあります。
一つは事業採算性です。自動運転は残念ながらまだ高額です。国の補助なく進めることができず、日本はあまりにも限界集落が多いため、すべてに対して自動運転車を入れるほど国の財政も余裕がありません。自治体負担をどれだけいただけるかの折衝を日々行っています。限界集落のモデルは作らなければなりませんが、まずは都市部の自治体から広げていき、量産効果によるコストダウンを図っていくことが考えられます。そうすると日本津々浦々に自動運転車が普及できる時が来るのではないかと考えます。
もう一つは、道路環境がひどいところが多くあります。山道、片側通行やすれ違いが難しいところもあります。そういったところを自動運転は苦手としておりますので、あらゆる場所に入れられるわけではないという技術的な課題はあると思います。事業性と道路環境、こちらがマッチすれば日本全国どこでも運行可能と考えます。都市で大型バスを成功させれば、道路環境を除けば田舎道への小型バスの適応は容易であると考えておりますので、難易度の高い都市で先行してチャレンジしているという状況です。


【質問6】今期はANISTの売上が伸びていますが、来期やそれ以降も点群データは安定的に伸びる可能性は高いと思って良いのでしょうか
【回答】細井取締役
3Dスキャナーやドローンなど一般的な点群データが集まっている状態で、こういったデータの活用に関しては進んでいる最中だという認識です。データを取得するためのスキャナーなどの機器の価格も下がってきておりまして、より多くのシーンで使われると考えています。当社はハードウェアも販売していますが、そういった製品も売れ行きは好調です。
当社は製品をどんどん投入し、新しい提案をしていくことを考えております。三次元点群を軸にした製品群でいくつかアイディアを持っており、実際に活動もしておりますので、まだまだ三次元点群の活用は当面は進んでいくと考えています。


【質問7】長崎DXラボは地震は少ないが、台風や線状降水帯は多い。そのリスクに対してどういう対応をしていますか
【回答】曽我取締役
台風に関しては、地元の方からも以前と比べて進路の西側に入ることが多くなっており、あまりリスクとして考えなくてよいと伺っています。線状降水帯に関しても、全国各地いつどこで発生するか分かりませんので、どこで発生しても対応できるような形で準備しております。そこで働く社員の安否確認も対応できるように取り組んでいますので、ご安心いただければと思います。


【質問8】Leica関連の売上の割合が知りたいです
【回答】加藤社長
Leica関係の計測機器となりますと、昨年度の売上実績全体62億円のうち5億円程度を占めています。同社の商品の価格帯は、300~400万円から1億円を超えるものまで様々ありますので、事業年度により差が生じることがございます。

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